Column · 費用ガイド

ストレスチェックの費用相場はいくら?
実施方法別の料金と“隠れコスト”を解説

公開日: 2026年7月25日 監修: 村上 郁也(産業保健師) 読了目安: 約7分

ストレスチェックの外部委託を検討して見積もりを取ると、サービスによって金額の書き方がバラバラで比較に困る——そんな声をよく聞きます。この記事では、実施方法別の費用相場費用の内訳、そして見積書だけでは見えない“隠れコスト”を整理します。読み終わる頃には、自社にとっての適正価格を自分で判断できるようになります。

結論: 実施方法別の費用相場

まず全体感です。金額はいずれも一般的な目安で、対象人数・オプションによって変動します。

実施方法1人あたりの目安特徴
紙(マークシート)で外部委託500〜1,000円程度/回単価は安く見えるが、配布・回収・督促の事務負担が大きい
Web受検で外部委託数百円程度/回集計・結果通知が自動。督促もシステム化しやすい
クラウド型(年額制)年300〜600円程度/人実施だけでなく集団分析・報告書作成・面接指導管理まで一体
自社実施(実施者を社内確保)外部費用は小さいが人件費大調査票・集計・秘密保持の体制構築が必要。50人規模では非現実的なことが多い
POINT

比較のコツは、単価ではなく「1年間の総額 ÷ 従業員数」で見ることです。最低料金・初期費用・オプションを含めた総額で並べると、サービス間の差が正しく見えます。

費用の内訳——何にお金がかかるのか

ストレスチェックの費用は、大きく次の要素でできています。

紙・Web・クラウド型の比較

 Web(単発)クラウド型(年額)
見かけの単価△ 中○ 安い○ 安い
担当者の事務負担× 大(配布・回収・封入)○ 小◎ 最小(督促も自動)
集団分析・経年比較△ 集計に時間がかかる○ 実施分は自動◎ 経年で自動蓄積
面接指導の管理× 手作業△ サービスによる◎ 申出〜記録まで一体
向いている会社PCを使わない現場が大半とにかく今年の実施だけ毎年の運用をラクにしたい

スマホ受検に対応したサービスであれば、製造・物流など「全員にPCがない」職場でもWeb実施は可能です。紙を選ぶ理由は年々小さくなっています。

見積もりで見落としがちな“隠れコスト”5つ

  1. 最低実施料金 — 「1人300円」でも最低料金が数万円に設定されていることが多く、少人数の会社では実質単価が上がります。
  2. 初期費用・アカウント設定費 — 初年度だけかかる費用。見積書の欄外に小さく書かれていることがあります。
  3. 集団分析がオプション扱い — 職場改善に使うなら実質必須の機能。別料金なら総額に足して比較を。
  4. 面接指導の費用 — 高ストレス者から申出が出た場合の医師面接。スポット依頼は1件1〜3万円程度が目安です。
  5. 担当者の人件費 — 紙の配布・回収・未受検者への督促・保管。見積書には載りませんが、実は一番大きなコストになりがちです。

費用を抑える3つの方法

  1. Web実施に切り替える — 単価だけでなく、事務の人件費が大きく下がります。
  2. 助成金を使う — 商工会議所・事業協同組合など事業主団体を経由する場合、「団体経由産業保健活動推進助成金」(活動費用の5分の4・上限100万円※令和7年度)の対象になる場合があります。
  3. 50人未満なら地域産業保健センター(地さんぽ) — 高ストレス者の面接指導などを無料で支援してもらえます。2028年の義務化拡大に備える小規模事業場の強い味方です。

参考: Good Day Check の料金

当社のストレスチェッククラウド「Good Day Check」は、隠れコストが嫌いなので、次のとおり全部込みの一律価格にしています。

料金年 ¥400/人(最低 ¥20,000/年・税別)
初期費用なし
含まれるものWeb受検(スマホ対応)/集団分析(n≥10)/労基署報告(様式6号の2)の数値集計/本人への結果通知/面接指導の申出管理・帳票
面接指導の医師ソフトウェアには含まれません(顧問産業医の先生とそのまま運用可。実施体制のご相談も可能です)

50人の会社なら年間 ¥20,000(1人あたり400円)。集団分析も報告書の数値集計も込みなので、この記事で挙げた“隠れコスト”はありません。

よくある質問

外部委託の費用はいくらくらいですか?
Web受検型で1人あたり年間数百円程度、紙ベースで1人あたり500〜1,000円程度が一般的な目安です。ただし最低料金・初期費用・オプションの有無で総額は大きく変わるため、「年間総額÷人数」での比較をおすすめします。
産業医による面接指導の費用は含まれますか?
多くの場合、含まれません。顧問産業医の契約範囲内で行うか、スポット依頼の場合は1件あたり1〜3万円程度が目安です。高ストレス者の申出率は会社によって差があるため、見積もり時に単価を確認しておきましょう。
助成金は使えますか?
事業主団体(商工会議所・事業協同組合など)を経由する場合、「団体経由産業保健活動推進助成金」の対象になる場合があります(令和7年度は活動費用の5分の4・上限100万円)。年度により条件が変わるため、最新の交付要領をご確認ください。
紙とWebでは、どちらが安いですか?
単価では紙が安く見える場合もありますが、配布・回収・集計・督促にかかる担当者の人件費を含めると、ほとんどの場合Webの方が総コストは低くなります。スマホ受検に対応していれば、PCのない職場でもWeb実施は可能です。

隠れコストのない、全部込みの¥400/人。

Good Day Check は、Web受検から集団分析・労基署報告・面接指導の管理まで、年¥400/人(最低¥20,000/年)ですべて込み。
初期費用なし。Good Day 未契約でも単品でご利用いただけます。

Good Day Check をくわしく見る →
SUPERVISED BY
村上 郁也(産業保健師)

大学病院看護師・行政保健師を経て、東証プライム上場企業の産業保健師として健康経営・産業保健マネジメントを主導。健康経営エキスパートアドバイザー。合同会社VITAL SYNC 代表社員。

出典・参考: 厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」/労働者健康安全機構「団体経由産業保健活動推進助成金」令和7年度手引/地域産業保健センターの支援内容。本記事の相場は一般的な目安であり、個別のサービス・契約条件により異なります。公開日時点の情報にもとづきます。

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